〜第2回学生アダプティブファッションショー2024にかける想い〜
わたしたちは、このプロジェクトがすべての人にとって重要な事であると考えています。
わたしたちは、人より困難な状況でも懸命に人生を歩んでいる方々を尊敬しています。
健常者と呼ばれる者も、いつ、自分が、大事な人が、障害を抱えることになるかわかりません。
その時、すこしでも生きやすい社会である必要があります。
たった一回きりの人生、少しでもキラキラしたものでありたいと願うことは一生懸命に生きている人は願って良いはずです。
叶える努力をして良いはずです。この企画がそんな社会の第一歩になれることを願って開催いたします。
■第2回学生アダプティブファッションショーを開催する目的■
当協会は、重い障害(=重症心身障害)があっても「おしゃれがしたい」という想いを可能にするため、
障害者向けファッション=アダプティブファッションの啓発活動を行うべく、 今年の5月に発足いたしました。
「障害」は不可能な理由にはならない。障害者が日常で感じる「障害」がさまざまな資源を活用し、「障害」と感じなければそれは、「障害者」と呼ばなくても良いのかもしれない。
わたしたちは、そんな未来を”ファッションの力”で創っていきたい。
その想いの元、アダプティブファッションの必要性を社会に発信する活動を行っています。
本イベントは第2回目の開催となりますが、今後も本ファッションショーを
はじめ、他イベントも開催を予定しております。
わたしたちの活動に共感、サポートしていただける協力・協賛企業(個人)様をこの度募集いたします。
■重症心身障害とは■
重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態を言います。
■障害者のファッションへの課題■
現社会では、障害者のファッションにおいて、下記のような数々の課題があります。
- よだれかけが必要。赤ちゃんのイメージがありかっこ悪く感じる。
- 着やすさ重視で仕事でもお出かけでもジャージやスウェットが多くなる。
車椅子で常に背中が背もたれについている状態なので、背中のデザインも 見えず、厚手のニットやコートが蒸れたり熱がこもりやすく着れない 。
常に座った状態だと立った状態のシルエットと違い、スカートやパンツの 着用した時のイメージが変わる。
麻痺があり腕が伸びないと丁度良いサイズだと着にくいため、本来より大きい服しか着れない 。
伸縮性がなかったりと(スーツやコートなど)着にくい服だと着替えにとても時間がかかり大変。
工夫がされているユニバーサルファッションの洋服は高価なものが多く、 店舗も少ないので実物が見れないため購入しにくい。
靴のサイズは小さく大人用ではサイズがない。でもむくみがあるので子供用だと幅が小さい 。
機能性を重視した服ばかりを選んでしまうと、洋服選びの際種類が少ないので、いつも同じようなファッションになりがち。流行を取り入れにくい .
今まで障害があるからと言う理由でフォーマルな場に行くことも少なく、 フォーマルな格好をする機会がなかったり、フォーマルな場でジャージや スウェットでも黙認されてきてしまった。
■障害者ファッションの課題から考えるアダプティブファッションとインクルーシブデザイン■
知的障害がある方や意思表示が難しい方などの利用者のファッションへの関心として、周囲からはわかりにくく、 介護者の着せやすさで選択することも多くなっていることが現状です。
でも、実はオシャレがしたいと思っている方も多く、また、実際にはオシャレをして周囲から褒められることで自己肯定にもつながっています。
他にも、TPOに合わせた服装であるべき場面でも、
例えば、パーティやオシャレなレストランなどに外出した際、機能性のみでジャージやスウェットでも何も言われないことが実情です。
しかし、
「障害があっても、介護職で動きやすい必要性があっても、TPOに沿った装いをするべきである。それには環境(着やすいお洋服)が整う必要がある。」 と私たちは考えます。
《アダプティブファッションとは》
アダプティブ(Adaptive )とは直訳すると「適応する」という意味です。
近年、世界では障害者向けウェア「Adaptive clothing、 Adaptive wear」と称します。 服が人に適応するというポジティブな意味で使われています。
最近では、ファッション企業からも注目されている分野です。日本でも注目されてきているが、更にアダプティブファッションが広がり、商品が流通するには当事者の発信が必要となります。
《インクルーシブデザインとは》
インクルーシブとは除外(Exclude)の対極的な意味。高齢者、障害者、
外国人など、従来デザインプロセスから除外されてきた多様な人々を、
企画・開発の段階から巻き込んで(Include)、一緒に考えていくデザイン方法です。
これから時代の流れにおいても、誰も特性を理由に排除されないよう社会が変わっていく必要があり、また社会もその流れになりつつあります。
また、SDGsの17の目標の中では、
「インクルーシブ(包摂的)」という言葉は目標4、8、9、11、16で使用されており、「あらゆる」「すべての」という言葉も頻繁に使用されています。
■本イベントの概要■
学生とモデル、パートナーのディスカッションを重ね、インクルーシブデザインの衣装を制作し、 ファッションショーで披露する企画となっています。
当事者、未来の社会を担う学生がディスカッションを重ね衣装を制作し、
共に学び、取り組まれる衣装を 今秋、ファッションショーにて披露いたします。
《ファッションショー概要》
名称:第2回学生アダプティブファッションショー2024 「Nothing is impossible」
主催:一般社団法人日本アダプティブファッション協会
日程:10月12日(土)
12:00~16:00 ワークショップ、展示コーナー
14:00~ トーク&ファッションショー
場所:心斎橋PARCO 14F 「space14」(大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3) 大阪メトロ「心斎橋」駅南改札直結、近鉄「大阪難波」駅から徒歩約15分
見込来場者様:約250名
参加:無料、どなたでもご自由にご参加いただけます。 ※受付は先行順になります。当日受付は枠に限りがございますので、公式HPより早めにお申し込みください。
- 公式HP:http://adaptivefashion.jp/?page_id=2
- SNS:Instagram(@adaptive_fashion )
- 後援:大阪府
- 協賛:
また、ファッションショーに加え、ショーと同日に「第1回ファッションスタイ」デザイン画コンテストの表彰式も同時に行われます。
障害者が抱えるファッションの物理的、心理的なバリア無くし、
アダプティブファッションの必要性を多くの人に知ってもらい、
未来を背負う学生にアダプティブファッションについての理解を深める
を目的とし、学生のアイデアや想像力を育む場の提供として、服飾大学の学生からアイデアを募り商品化を行うためのコンテストを実施します。
重度の障害がある方にとって、大人でも「よだれかけ」が必要な場合があります。
でも、おしゃれなものがなかったり、子供っぽく見えたりと言った悩みを抱えています。
そんな悩みを解決できる、また、気分の上がるおしゃれなアイテムのアイディアコンテストです。
当企画の趣旨をご理解いただき、上位何名かの入賞作品を商品化していただける企業様を募集いたします。
《ファッションスタイ デザイン画コンテスト概要》
名称:第1回ファッションスタイデザイン画コンテスト
主催:一般社団法人日本アダプティブファッション協会
日程:10月12日(土) ファッションー同日
場所:心斎橋PARCO 14F 「space14」(大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3) 大阪メトロ「心斎橋」駅南改札直結、近鉄「大阪難波」駅から徒歩約15分
- 賞金:グランプリ 50,000円/入選 10,000円/特別賞10,000円 デザインを実物のアイテムとして制作も予定しています。
- 参加:どなたでもご応募いただけます。 ※9月17日まで
- 公式HP:http://adaptivefashion.jp/?page_id=2
《本イベント参加学校、予定後援・協賛機関》
【後援】*現時点
・大阪府
・大阪市(申請中)
【協賛】
・公益財団法人パル井上財団
・株式会社パル
・社会福祉法人大阪重症心身障害児者を支える会
・株式会社セレッソ大阪
・清原株式会社
・東洋シール株式会社
・フォーシスアンドカンパニー
・Total Care Mitt Liv
・一般社団法人SQC日本ハプティックセラピー協会
・一般社団法人大阪健康福祉事業推進センター
・生活介護事業所わい×2
・ベル芦屋
【参加学校】
・国際ファッション専門職大学
・京都女子大学
・大阪成蹊短期大学
・大阪文化服装学院
・上田安子服飾専門学校
・中部ファッション専門学校
■第1回アダプティブファッションショーの様子■
今回のイベントに先駆け、2023年秋に、第一回の関西学生アダプティブファッションショーを実施しました。
<レストランシーン>
海外のおしゃれなレストランや大人な夜景が綺麗なレストランなど、
各チームそれぞれのコンセプトに合わせた素敵な衣装、且つよだれかけに見えないつけ襟風よだれかけやはきやすいスカートなど機能的な衣装になりました。
<ビジネスシーン>
「仕事ができる人に見えるように」や「憧れの人みたいになりたい」という希望を最大限叶える衣装になりました。
且つビジネスシーンでありながらスウェット生地のかっこいいスラックスや革ジャケットを着やすくアレンジし、機能的な衣装です。
<セレッソ大阪 サッカー観戦シーン>
セレッソ大阪サポーターであるモデルの好きなカラーが使用されていたり、「もっと応援アピールしたい」などの希望を最大限叶える衣装で、同じシチュエーションながら各チームそれぞれ個性溢れる素敵な衣装になりました。
《衣装のその後》
ファッションショーで使用された衣装はその後、サッカー観戦や旅行など
モデルの実際の日常生活で活躍しています。
《メディア掲載実績》
- 掲載日時:2023/11/28 メディア名:繊研新聞 タイトル「障害者におしゃれを」 https://senken.co.jp/posts/kansai-adaptivefashionshow-231128
- 掲載日時:2023/12/8 メディア名:NHK タイトル「ニュースほっと関西」 https://senken.co.jp/posts/kansai-adaptivefashionshow-231128
- 掲載日時:2024/1/4 メディア名:NHK タイトル「おはよう日本」 https://senken.co.jp/posts/kansai-adaptivefashionshow-231128
- 掲載日時:2024/3/8~3/20 メディア名:Jリーグ社会連携 https://senken.co.jp/posts/kansai-adaptivefashionshow-231128
《モデルの感想(家族、支援者含む)》
- 緊張したけどみんなに知ってもらえて嬉しかった。
- もっとおしゃれをして出かけたいと思った。
- もっとおしゃれ、かわいいと言われたいと思った。
- 人生はじめてのスカートやヘアメイクに、とても表情がいきいき していた。
- 大人っぽくてとてもきれいだった。感動した。(娘が)
- おしゃれなのに着せやすくとても工夫されていた。
- 学生さんとモデルが同年代で普通の友達のように分け隔てなく
接している姿を見て嬉しかった。こういった機会があってよ
かった。
■ファッションショーの開催メリット■
障害者向けファッション市場は、まだ十分に開拓されていない分野です。
ファッションショーを通じて、この市場の潜在的な需要と可能性を示すことができ、未来を背負う学生や参加者の方々が アダプティブファッションについて、また社会の理解を深める機会にもなります。
そして、ファッションショーを通じ私たちは、“三方よしのしあわせの実現”を掲げています。
■イベントにおけるスポンサー募集について■
弊協会は、重度の障害を持つ方々が 「おしゃれを楽しみたい」 という願いを叶えるために、障害者向けファッションである
アダプティブファッションの普及活動を推進するべく、今年の5月に設立いたしました。
「障害」は可能性を制限する理由にはなりません。
障害者が日常生活で感じる「障害」が、さまざまなリソースを活用することで「障害」として意識されなくなれば、「障害者」と
呼ぶ必要もなくなるかもしれません。
私たちは、そんな未来を“ファッションの力”で実現したいと考えています。この思いを基に、アダプティブファッションの重要性を
社会に向けて発信する活動を展開しています。
私たちの活動にご賛同いただき、アダプティブファッションの普及を共に推進していただける協賛企業様を探しております。
企業様との商品企画など、イベントだけでなく今後も企業様のお力をお借りしながら、共創として様々な企画を行いたいと考えております。
どうぞ、福祉✖️ファッションの啓蒙活動として、ご支援のほどお願いいたします。
《スポンサードメリット》
スポンサーになるメリットとして、社会的責任を果たす取り組みとして、協賛企業様のブランドイメージの向上にもつながります。
また、下記プランの通り、スポンサーになっていただきましたら、インクルーシブの取り組みPRとして、会場内外での広告宣伝としてもご活用いただけます。
このイベントを通じ、企業様同士や、参加者との新たなつながりも作っていただけるような仕組みづくりを心がけております。
■各協賛プランについて■
各メニューを対象としたプランをご用意しております。
メニュー詳細、他実施したいことや金額に関し、 ご質問等などございましたら、お気軽に下記協賛するボタンより一度ご相談くださいませ。
■協賛金の使途■
ご協賛いただきました物品や資金は、本イベントの賞金や景品、今後のイベント活動に伴う運営資金として活用させていただきます。
➀ファッションショーの賞金、景品、参加賞
②スタイコンテストの賞金、景品、参加賞
③以後イベント開催に伴う活動資金
④団体運営資金 など
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